玉木雄一郎共同代表は21日、山口・周南市を訪れ、次期衆院選山口1区の公認候補内定者である大内一也氏の集会に出席した。玉木共同代表はその後、イワタニ水素ステーション山口周南を訪れ、周南市の水素利活用の取り組みの説明を受け、水素技術を使った自動車などの視察を行った。
国民民主党山口1区時局講演会(大内一也を励ます集い)
玉木共同代表は集会で、大内氏に自身が国政を勧めたというエピソードを披露。性格が良く、有権者に信頼を得ることができる人物だと紹介した。
今後進めていきたい政策として、月7万円の最低保障年金制度をアピール。貯金額ゼロの世帯が非常に多くなっていることや、生活保護を受けている半数以上が65歳以上となっている厳しい現状を述べ、その解決策として最低保障年金が必要だと説明した。加えて、医療や介護の自己負担分に上限を設けて、足し合わせた額が一定額を超えた場合に、超えた分を国が支払う総合合算制度も進めていくべきだと主張。最低保障年金制度と総合合算制度の組み合わせで何とか安心した老後の暮らしを担保できると訴えた。
大内公認候補内定者は、社会や政治で分断が起きていて生きづらい世の中となっていると言及。何とかしてお互いが支えあっていく仕組みを作っていきたいと意気込んだ。
記者会見
集会後には記者会見を行った。玉木共同代表は、山口県が「自民党王国」だからこそ、自民党に代わる受け皿をつくり、国民や県民の選択肢を作らなければいけないと力を込めた。そのうえで、勇気を持って立ち上がった大内一也氏を党本部も全力を挙げて応援すると語った。
イワタニ水素ステーション山口周南視察
玉木共同代表らは、中四国初の水素ステーションであり、国内初のフォークリフト専用ディスペンサーを併設したイワタニ水素ステーション山口周南を訪れた。
3分という短時間で充填可能で8時間の連続稼働を実現した燃料電池フォークリフトや低炭素効果と経済性を実証した100kW純水素燃料電池などを見学し、大幅な省エネルギーやCO2を排出しない環境負荷低減を実現した水素の利活用の実態に触れた。