玉木雄一郎共同代表記者会見

 玉木雄一郎共同代表は24日、定例の記者会見を国会内で開いた。

 玉木共同代表は、(1)豪雨災害の激甚災害指定(2)野田総務大臣の情報漏洩疑惑(3)柳瀬唯夫経済産業審議官の退任人事(4)自民党杉田水脈衆院議員のLGBTカップルをめぐる発言――について話をした。

 西日本の豪雨災害について玉木共同代表は、「かねてより激甚災害指定をしてほしいと訴えてきた。ぜひこれに基づいて補助率のかさ上げ等、円滑な対応を政府にも求めたい」と発言。さらに「すでに被害額が4千億円を超える見込みになっているので、3500億円の予備費では対応できないという見通しになってきている。一日も早い補正予算の編成を行うべきだ」と、臨時国会の早期開催を求めた。

 金融庁に情報公開請求がなされた事案について、その事実を金融庁が開示前に野田聖子総務大臣に伝え、同大臣がそれを第三者に漏らしていた問題については、「情報公開の請求者の情報まで伝えてしまっては、これから情報公開請求しようとする人々に対して大きな萎縮効果になる。情報公開制度の信頼を揺るがしかねない大問題だ」と、野田総務相らの対応を批判した。

 加計学園の獣医学部新設を巡り、学園関係者と面会していたなどとして国会に参考人招致された柳瀬審議官を退任させる人事が発表されたことについては、「見事なトカゲのしっぽ切り」と表現。今後、柳瀬氏が民間人となることより、「国会に呼ぶのがますます難しくなり、真相は闇のままとなる。しかるべき真実を明らかにする責任を柳瀬氏に求めたい」とした。

 また自民党の杉田議員が「LGBTのカップルには生産性がない」などと発言したとされる問題については、「きわめて大きな問題だ。多様性を重んじる党として看過できず、強く抗議する」と述べた。