電力総連の第38回定時大会

 玉木雄一郎代表は5日、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)が名古屋市内で開いた第38回定時大会に出席してあいさつを行った。

 冒頭、台風21号をはじめ各地の災害被害の中にあっても電力の安定供給に尽力されている電力総連組合員の皆さんの努力に敬意を表した。また、党代表選挙の最中、街頭演説を聞いていた親子連れから「今からこの代表選挙に投票できないのか」と問われたことを紹介、「われわれが信じたことをしっかり伝え切れれば、何かを感じ応じてくれる国民が確かにいる。私たちが訴えかけたことが国民の皆さんに響いた瞬間だった」と述べた。

 玉木代表は、「代表としてやることはたった一つで仲間を選挙で当選させることだ。それに力を結集し、電力総連組織内議員の浜野喜史参院議員の2期目の当選に向けて先頭に立ちたい」と決意を表明するとともに、「民主主義を守り国民生活の向上を図る野党の立ち位置は改革中道しかない。右に左に極端に走るのでなく、国民生活を現実的に見つめ、『生活者・納税者・消費者・働く者』の立場に立つ政党は国民民主党しかない。誇りを持ち皆さんと心を合わせて国会でも存在感を示したい」と述べた。

 電力総連の岸本薫会長はあいさつで、「電力総連は、生活者・納税者・働く者の立場に立ち、いろんな立場の方々に居場所と出番がある社会」を指向すべきと考えており、そのような価値観を共有できる政党として『国民民主党』を連携政党とすることを決定した。中道の立ち位置で日本社会の中間層を再形成する政策推進に向け尽力してほしい」と期待を述べた。

電力総連の第38回定時大会でいあいさつする玉木雄一郎代表

電力総連第38回定時大会であいさつする玉木代表