玉木雄一郎代表

 国民民主党の玉木雄一郎代表は11日、新体制発足後初めての記者会見を党本部で開いた。

 まず、新たに決まった役員体制について「政策立案能力の強化」「情報発信力の強化」「野党各党・会派との連携強化」の3つの強化を軸に発足したと説明。一部メディアで10月末から臨時国会開会と報道されていることについては、「災害が発生し、われわれは補正予算の編成を求めている。新しい内閣が発足したら速やかに臨時国会を開くべきだ」などと述べた。

 13日告示、30日投開票の沖縄県知事選への対応については、立候補を表明している玉城デニー衆院議員について「現地での取り組み、枠組みを最大限尊重しながら国政政党として側面から支えることが一番の支援になる」という考え方を前提に、「国政政党としての支持、推薦をする予定はない」としつつも、「わが党としてできる限りの協力をする」「党所属の議員や秘書も現地に入って応援できるところは応援したい」と表明した。

 10日夜に行われた日ロ首脳会談の成果にについては「散々たる結果だった。むしろ北方領土の軍事基地化がどんどん進む中で、共同経済活動を進めることに本当に意味があるのか。より疑問が強くなったと言わざるを得ない」と指摘した。その上で今後については「わが党はこの問題を厳しく注視し、安倍政権に対してものを申していく」と力を込めた。