国民民主党の玉木雄一郎代表は13日、記者団の取材に応じ、同日告示された沖縄県知事選、ロシアのプーチン大統領からの平和条約の年内締結提案などについて見解を述べた。

沖縄県知事選への対応について

 沖縄県知事選への党の対応については、「玉城デニーさんは、大変見識のある、人間性も素晴らしい候補なので応援したい。ただ、玉城さん自身もアイデンティティーを大切にしたいということなので、推薦や支持という形ではなく、個々の議員や秘書が具体的な支援を現地現場で行う」と述べた。

プーチン大統領提案について

 ロシアのプーチン大統領から平和条約の無条件の年内締結を提案されたことについては、「日ソ共同宣言以降の合意をすべて放棄するような、まさにちゃぶ台返しだ。ロシア側に厳重に抗議したい」と強く批判した。プーチン大統領からの提案について「領土問題の先送り、棚上げを言っている」と指摘し、22回も直接交渉してきた安倍総理の外交姿勢に強い疑問を呈した。

 日本政府の対応については、「実際どのようなやりとりが行われたのか、行われているのか。しっかりと国会での説明を求めたい。自民党総裁選が終わりしだい、早期に予算委員会と外務委員会を開催し、国会、国民に対して現在の日ロ交渉の現状、今回のプーチン大統領の発言の意図をしっかり説明することを求めたい」と語った。