「若い世代にぜひとも政治に参加を」玉木代表、高校生・大学生に熱く訴える

 玉木雄一郎代表は21日午前、国会内で党国民運動局が開催した都内の高校生と国会議員事務所でインターンシップをしている大学生との懇談会に出席し、学生の皆さんと熱く語り合った。伊藤俊輔議員が司会をつとめた。

 今回の懇談会は、高校生から党ウェブサイトのご意見コーナーに「今後の進路を考える参考にするため、国会見学・議員との交流をしたい」とのメールが届いたことを受け、開催に至った。

 冒頭、玉木代表は参加者に向けて「若い世代に国会や政治を身近に感じてもらいたいと思っている。私が政治家になりたいと思ったのは、今の政治のままだと、若い人ほど損をする仕組みになっている。そこを正したかったのが一番の理由だ」と述べたうえで、一生にわたって受け取るものと払うものを計算する世代会計に基づく世代間格差が今の60代以上に比べ、若い世代の収支が約1億2000万円のマイナスになることに触れた。

 続けて玉木代表は、「選挙で議員が当選しようと思うと、選挙権がない将来世代の子どもたちよりも投票に行ってもらえる世代の声をどうしても優先してしまう」と語り、若い人たちに対して選挙に参加してもらいたい理由として、「自分たちが変えない限り、若者・将来世代が損をする仕組みを変えることはできない。若い人にさまざまな事を知ってもらい、ぜひとも政治に参加してほしい」と、参加者に訴えた。

国会見学の途中で伊藤議員も合流。委員会の様子を説明

国会見学の途中で伊藤議員も合流。委員会の様子を説明

 高校生・大学生からは「AIやIoT等新時代の研究支援に対する、将来の基礎研究の重要性についての考え」「党議拘束の意義」「リベラル政党との選挙協力の有無」「国民民主党が政権与党となった場合、若者が希望を持てるような具体的な政策はあるのか。また、国民が満足できる政権運営は可能なのか」「若者向け政策を実現するための財源の捻出先」等の質問があった。

 最後に、参加した女子大生が、「選挙に行く世代の政策が反映される理由に納得した。子育て世代が一番苦しそうに見える。若い人たちにやさしい政策が実現できればいいと思う」と感想を述べたことに対し、玉木代表は、人や未来への投資が大事であることを強調し、「社会全体で介護や子育てをすることの仕組みづくりが政治そのものなので、政治に参加することにより、自分たちの望む社会の在り方をぜひ築いてもらいたい」と、あらためて参加者へメッセージを送った。

懇談後にインターンの皆さんと記念撮影する玉木代表と伊藤議員

懇談後にインターンの皆さんと記念撮影する玉木代表と伊藤議員