玉城知事と握手する野党6党派国対委員長

 国民民主党の原口一博国会対策委員長をはじめとする野党6党派(立憲、国民、共産、社民、自由、無所属)の国対委員長は9日、沖縄県庁を訪れ、玉城デニー知事と会談した。党からは山井和則国対委員長代行が同席した。

 冒頭、立憲民主党の辻元国対委員長が6党派を代表し、知事就任に祝意を述べた上で、「今後、沖縄県と野党がしっかり連携をして沖縄のさまざまな課題に取り組んでいきたい」とあいさつ。

 玉城知事は、国から県へと立場は変わるけれども「県民の生活が第一、国民の生活が第一という理念は変わっていない。引き続き力を合わせていきたい」と応じた。

 会談後、記者団の取材に応じた原口国対委員長は、民主党政権が導入した沖縄一括交付金が「ひも付き補助金のように使われ、沖縄の自由度を縛っている」と指摘。「知事の意見をよく聞きながら、本来の沖縄一括交付金に戻していけるようにがんばっていきたい」と述べた。