宋濤・中国共産党中央対外連絡部長と握手する玉木代表

 玉木雄一郎代表は12日、来日中の中国共産党中央対外連絡部の宋濤(ソウ・トウ)部長と議員会館で会談した。

宋濤・中国共産党中央対外連絡部長と会談する玉木代表

宋濤・中国共産党中央対外連絡部長と会談する玉木代表

 玉木代表は、宋部長一行を歓迎し、中国共産党と交わした交流・協力に関する覚書を民主党、民進党から継承し、国民民主党として友好交流、協力関係をさらに強めていく意向を表明した。

 宋部長は謝意を表し、今年が日中平和友好条約締結40周年にあたることを踏まえ、党間交流により両国の相互理解、中日関係の交流・協力をさらに推進していくべきとの認識を示し、玉木代表の訪中を望むと伝えた。

 玉木代表は、一行が先月大きな地震があった北海道を訪れたことに触れ、中国からの観光客が戻ってくるように宋部長に北海道の良さを伝えてほしいと求めるとともに、東日本大震災後の風評被害で農産物の輸入規制が続いているが科学的根拠に基づき安全性が確認されたものについては規制を緩めるべきだとの認識を示し、これらにつき宋部長は理解を示した。

 また、北朝鮮の非核化、朝鮮半島の平和と安定がアジア地域全体の平和に資すること、拉致問題の解決に向けて取り組むことが重要との認識で一致した。

 会談には大野元裕国際局長、小熊慎司役員室長、伊藤俊輔国際局副局長が同席した。

会談に同席した野元裕国際局長、小熊慎司役員室長、伊藤俊輔国際局副局長ら

会談に同席した(中央から左に)大野元裕国際局長、小熊慎司役員室長、伊藤俊輔国際局副局長