国民民主党・玉木雄一郎代表

 玉木雄一郎代表は16日、民主党政権時に官房長官を担った仙谷由人元衆院議員の訃報を受け、国会内で記者団からの取材に応じた。

 香川県選出の玉木代表は、同じ四国の徳島県選出だった仙谷氏が政治家として気にかけてくれていたエピソードをあげ「本当に残念だ」と悔やんだ。

 仙谷氏の人物については、「当代随一の知性の人だった。深い知識、歴史に対する造詣(ぞうけい)は数ある政治家の中でも随一のものがあった。その一方で親分肌で非常に情に厚い政治家だった。理性と情の二つを兼ね備えた大政治家だった」と振り返った。

 民主主義を必死に守ろうとし、しっかりと考え抜き、議論し尽くすことを大切にした信念の政治家だったと評したうえで、「実現したかった政治の在り方は道半ばだったと思う。しっかり引き継いで花開かせたい」と語った。