両院総会で挨拶する玉木雄一郎代表

 第197臨時国会が開会した24日、国民民主党は両院議員総会を党本部で開き、玉木雄一郎代表、平野博文幹事長をはじめとした党執行部と党所属議員らが揃った。新執行部のメンバーが臨時国会開幕に向けた意気込み等を語った。

 玉木代表は、「この臨時国会は、国民民主党のカラーを出していく国会にしていきたい。それぞれ衆参の皆さん力を合わせて、それぞれの持ち味を出せば必ず私たちのカラーを出すことができると思う」と訴えた。「私たち国民民主党とは何だと言われたら、それは綱領に書いてある『改革中道政党』だ、ということだ。特に(1)責任ある社会保障制度を作り上げること(2)現実的な経済政策、産業政策、エネルギー政策ができる――が国民民主党だ。これをいろいろな形でアピールして行けば、必ず国民の皆さんの心に届くと信じている。しっかりと訴えをしていきたい」と語った。

平野博文幹事長

平野博文幹事長

 平野幹事長は、「今日から国会が始まった。原口国対委員長や泉政調会長の下で、しっかりと弾込めをしていただきたい。それに加えて、来年の統一自治体選挙さらには参院選挙。国会で忙しいからといって、地元に帰らないことのないように、しっかり地元も支えていただきたい。両輪なので、国会でもしっかり頑張るが、空いた時には必ず地元に戻る。そういうことで地方での展開もお願いしたい」と要請した。また党の国会議員のいない県の対策や、企業団体対策、ポスター張り運動などについて、各議員の協力を求めた。

原口一博国対委員長

原口一博国対委員長

 原口一博国対委員長は、「私たちが求めていた補正予算がやっと出てきた。自然災害が起こるのは仕方ないが、そこに手当てなくして、またその上に災害が起きている。私は人災だと思う。このことについても厳しく追及していきたい」「今国会では、『国会Gメン』というものを再組織させていただき、税金の無駄遣いと不公正を徹底的に質していきたい」などと述べた。

榛葉賀津也参院幹事長

榛葉賀津也参院幹事長

 舟山康江参院国対委員長の代わりに報告に立った榛葉賀津也参院幹事長は、「参院選まであと9カ月となった。国会と地元での活躍が国民民主の名前を覚えてもらうことにつながる。その前の統一地方自治体選で勝つためにも、衆参一つになって頑張りたい」と語った。

泉健太政調会長

泉健太政調会長

 泉健太政調会長は、人事や政調部門会議の新たな構成について報告をした後、(1)各議員が党として一致結束した発信をするため、各自が自らの思いを発信する前に政調との事前調整をすること(2)党政策関連会議への積極的な参加――を呼び掛けた。

城井崇広報局長

城井崇広報局長

 城井崇広報局長は、国民運動局と連動したビラ作成などについて報告した。各議員のSNSを通じた玉木代表記事の拡散も呼びかけた。