国民民主党・玉木雄一郎代表

 玉木雄一郎代表は30日、党本部で風疹の予防接種後に記者団から国政に関する取材に応じた。

 政府が沖縄県による辺野古沿岸部の埋め立て承認撤回処分の効力を一時停止すると発表し、普天間飛行場からの移設工事を再開する意向を示していることに関して玉木代表は、「民意を無視して強引に進めることは沖縄の皆さんも憤っているはず」と考えを述べた。強引に進めることにより反米感情が出て、日米の安全保障上の観点からも問題であるので政府には丁寧な対応を呼びかけたいと語った。

 昨日、自民党で「外国人労働者受け入れ拡大法案」が了承されたことについては、「無理やり了承した印象」と述べ、来年4月からの施行が本当に正しいのか疑問を呈した。そのうえで、この法案を重要広範議案に設定し、総理自身が国会に出てきて、今まで移民ではないと言ってきたことと、今やっていることの実態の乖離(かいり)がないのかについて直接ただしていく意向を示した。

 今朝党内でまとまった国民投票法改正案について受け止めを問われると、「国民投票法の議論をしっかり行っていくのが必要だ」と述べ、特に自民党の憲法審査会の担当者に対してCM規制の議論を野党少数派の意見も丁寧に聞きながら進めてほしいと要望した。