マイクを握って熱く訴える玉木雄一郎代表

 国民民主党は8日夕、東京・有楽町で街頭演説会を開いた。玉木雄一郎代表、原口一博国会対策委員長、泉健太政務調査会長などの党幹部や若手・女性議員らが代わる代わるマイクを握り、イトシア前の広場を埋めた数百人の聴衆に国民民主党の考えを訴えた。

 玉木代表は「いま日本の民主主義は壊れかかっている。選挙に行って1票を投じても、その1票が役に立っている実感を持てない。大きな数の力で押し切られて虫けらのようにその1票が扱われてしまう。もう政治に期待するのはやめようと多くの人が無力さを感じて政治から距離を置こうとしている。しかし、だからこそ今、政治が必要だ。先ほど田名部さんからあった地方の声や、原口さんからあった障害者の思い、多くのそんな声をしっかりとすくい上げる政治が、政党が今こそ必要だ」「私たちは日本を切りひらく新しい答えを作っていきたい。新しいことをやろうとするときは反発もある。でも、新しい時代は、『おかしいな』『変えていこう』と思った小さな声から始まる。大きな声にかき消されそうな小さな声にも私たちはていねいに耳を傾け、それを新しい答えに変えて、新しい日本の社会を作り上げていく。皆さん、どうか力を貸してほしい」と力強く訴えた。

 街宣車の上や広場には「つくろう、新しい答え。」と書かれたのぼりが並ぶ。同日決めた党の「タグライン」だ。女性議員らは、議員活動を通じてそれぞれが見出した「新しい答え」を語った。演説会の最後には「つくろう、新しい答え。」コールへの参加を呼びかけ、聴衆とともに声を上げた。

 演説会では、司会を務めた大西健介国民運動局長のほか、平野博文幹事長、田名部匡代副代表、城井崇広報局長、徳永エリ男女共同参画推進本部長、小熊慎司役員室長、浅野哲、源馬謙太郎、西岡秀子各衆院議員、伊藤孝恵、矢田わか子両参院議員など多くの所属議員が参加し、呼び込みやビラ配りを行った。

 ツイッターから動画をご覧いただけます。
 https://twitter.com/DPFPnews/status/1060449271466491906

演説会後に街宣車下に勢ぞろいした参加議員ら

演説会後に街宣車下に勢ぞろいした参加議員ら

イトシア前広場の大勢の聴衆 中央の黄色ジャンパー姿は平野幹事長

イトシア前広場の大勢の聴衆 中央の黄色ジャンパー姿は平野幹事長