国民民主党をはじめ野党5党1会派(立憲、共産、社民、自由、沖縄の風)は、失踪した技能実習生に係る聴取票の書き写しと集計作業を終えたことに伴い記者団からの取材に応じた。
聴取票は2892人分の2017年分の個票(実際には2870人分だが重複が22人分ある)であり、法務省がコピーを禁止したため、野党議員が手分けをしてすべての個票を書き写した。
その結果判明したことは、最低賃金未満で働いていた者は当初政府が22人と言っていたが、実際には1939人と3分の2の者が該当。労働時間が過労死ラインに達している者は292人と約1割が該当していた。野党は引き続きコピーの開示を強く求め、2018年分も2000人を超える聞き取りがあるという個票の開示を求め、外国人労働者の実態把握に努めていく。