臨時国会最後の両院総会で挨拶する玉木代表

 国民民主党は第197臨時国会の最終日となる10日、両院議員懇談会を参院議員会館で開いた。

 玉木雄一郎代表は、冒頭のあいさつで「短い国会だったが、衆院、参院の皆さまに現場でそれぞれ全力で取り組んでいただいた。まず感謝を申し上げたい」と参加議員らに謝辞を述べた。

 今国会について振り返り、「外国人労働者の受け入れを拡大する入国管理法の改正案が大きなテーマとなった。穴だらけの法案を数の力で短い時間で通すということを、国民の皆さまも認識されたと思う。また、漁業法など現場がそもそも知らない法案を強引に進めていくことを見せつけられた。同時に、このことを変えていかなければいけないという責任を痛感した国会だった。その思いを皆さんとあらためて共有したい。これを変えていくためには、私たちが力をつけるしかない。そのためにやれることを全力でそれぞれの持ち場でやっていき、その力を結集する。そのことが一番私たちに求められていることだ」と述べた。

 また、「私たち執行部を中心に、党でやるべきことは年末最後までやり、年が明けたら速やかに体制を構築して、通常国会、4月の統一地方自治体選挙、7月の参院選挙に向けて万全の体制を構築していきたい」と決意を示した。