玉木雄一郎代表は15日、高知県須崎市を訪問し、水中・空中ドローンを沿岸漁業に活用する実証実験を視察。同実験は、ドローン事業を行っている福島県郡山市の企業スペースワン(※)と地元漁協である九石大敷組合(※)の協力により実現した。
水中ドローンや空中ドローンを使い、定置網の状態(網の形状、破れや色あせ、海の状態など)を海中や空から確認するという実証実験に参加した玉木代表。「こうした最新技術がどんどん第1次産業に使われるようになってくれば、また新しい可能性が開けてくるのではないか。テクノロジーと第1次産業との組み合わせをどんどん応援していきたい」とコメントした。
同視察には、地元から前田強県議会議員(県連幹事長)も参加した。
また午後には、高知市議会選挙に立候補する予定の甲木良作さんの後援会事務所立ち上げにも立ち会った。玉木代表はあいさつの中で、「事務所立ち上げの時は、どんな候補でもそれこそ『どこの馬の骨か』という状態だ。私の時もそうだった。事務所を立ち上げるといっても、普通はこんな風に、なかなか人に集まってもらえない。これほどたくさんの支持者に集まってもらえる甲木さんは幸せだし、甲木さんの人徳を垣間見た気がする」と、甲木さんに暖かいエールを送った。
その後、地元JA表敬訪問の後に行われた記者らによる囲み取材では、今回の訪問についての感想を求められ、「今朝は須崎の沖合に出て、水中ドローンを使って定置網の管理を行う試みを見学させて頂いた。アグリテック(テクノロジーの農業への活用)の事例はこれまでも目にしてきていたが、今回はじめて漁業へ最先端技術を応用する試みに立ち会うことができた。こういったことによって漁業がより魅力的な産業になり、特に若い人たちが入ってきやすい産業となるきっかけとなるのではないか。私たちは、新しいテクノロジーの導入を積極的に応援する政党でもあるので、こういった試み対しては、党を挙げて応援したい。特に水中ドローンについては、漁業の現場で有効活用できるのであれば、国が仕組みづくりに積極的に関わったり、資金援助するような政策も考えていきたい」と語った。
また同日、移動途中に記者団から沖縄・辺野古の埋め立て工事について尋ねられると、「強引に土砂の埋め立てをすればするほど、沖縄県民との溝は埋まらなくなるという状況だ。まさに取り返しのつかない溝になってしまうということを非常に心配している」「日本の安全保障そのものに大きな悪影響を生じさせてしまうので、日本政府、官邸にも慎重に判断してもらいたい。今からでも遅くはないので、工事をいったん停止して、2月の県民投票の結果をしっかりと見定めるべきではないか」とコメントした。
(※参考サイト)
九石大敷組合 〒785-0006 高知県須崎市浜町2丁目4−8
https://bit.ly/2PDunu5
株式会社スペースワン 〒963-8833 福島県郡山市香久池1-17-3 COVA BLD 2F
https://www.spacexone.com/archives/product/gladius
https://www.spacexone.com/archives/product/drone