対話集会で玉木雄一郎代表

 玉木雄一郎代表は21日、来夏参院選で国民民主党が重点選挙区と位置付ける長崎県を訪問。佐世保市では参院選公認内定者の白川あゆみさんとともに「声の先にこそ答えがある!こくみん対話集会」に参加、市民の皆さんから消費税増税や軽減税率の問題について意見を聞いた。長崎市では浜町商店街を練り歩きながら軽減税率の賛否を問うアンケートを実施。その後、鉄橋で衆院長崎1区選出の西岡秀子議員、白川あゆみさん、来年の地方自治体選挙に出馬予定の自治体議員とともに街頭演説会を開いた。 

こくみん対話集会

こくみん対話集会

 佐世保市での対話集会を終えて玉木代表は、「消費税をはじめとした政策課題について意見をもらった。きちんと税金を使ってほし い。生活が苦しくなっているという中で暮らしの安心を支えるような分野に税金を使ってほしいという声が多かった。国民民主党は家計重視の経済政策に力を入 れていきたい」と今後の政策展望を述べた。

街頭アンケート調査

街頭アンケート調査

 浜町商店街で行った軽減税率の賛否を問うアンケートについては、「一言でいうとややこしくて、分かり にくい。こういう声が多かった。税には公平・中立・簡素の3つの原則が求められているが、それに反している軽減税率は問題だ。その軽減税率を前提にした消費税増税は問題が多い」と疑問を呈した。

鉄橋での街頭演説会

 西岡議員は、70年ぶりの漁業法の大改正が短時間の審議で成立するなど、国会で十分な議論がないままに重要な法律が次々に成立している事態について、「野党全体にも大きな責任がある」と認めた。その上で「国民民主党は公平な政治、偏らない政治、そして現実的な政治を基本理念にし、『反対』『反対』ばかりではなくて、問題にしっかりと『対案を出していく』という玉木代表の方針のもと、国政で全力で闘っている」と力を込めた。

西岡秀子衆院議員

西岡秀子衆院議員

 地元長崎を若者と女性がもっと活躍できる魅力あるふるさとにすることを目指して事業家として活動してきたという白川あゆみさんは、少子高齢化社会がますます広がっていく中でも「おじいちゃん、おばあちゃんが安心して乗っかってもらえる社会をつくっていきたい」と表明。そのためには奨学金という名の借金を500万円も600万円も抱えて社会に出ていく若者が安心して暮らせる社会、女性が職場でも家庭でももっと活躍できる社会へと政治を変えていかなければいならないと訴えた。

白川あゆみさん

白川あゆみさん

 「平成最後の年にあたって、今3つの大切なものが壊れつつある」と切り出した玉木代表は、「議会制民主主義」「皆さんの暮らし」「かけがえのない平和」が安倍政権下で深刻化していると懸念を示した。この3つを守るために来年4月の統一地方自治体選挙での全員当選、7月の参院選での白川あゆみさんの勝利が必要だと述べ、「政治の流れを変えていこう。御代替わりをして新しい時代になる。もっと皆が安心して暮らせる平和で豊かな社会を新しい答えとともにつくっていく。そうした政治を目指し力を合わせて頑張っていきたい」と来年の政治決戦に向けて決意を示した。

玉木雄一郎代表

玉木雄一郎代表