玉木雄一郎代表は4日、三重県伊勢市を訪問し、伊勢神宮を参拝した。古川元久代表代行と岸本周平選挙対策委員長も同行した。参拝後には神宮会館で新年初めての記者会見を行った。
晴天に恵まれた中の参拝で「心が洗われる気持ちだ」と会見で語った玉木代表。今年が皇位継承の年になることに触れ、「国民にとっても価値多い繁栄と平和の広がる時代になるようにお祈りした」と述べた。 また、「今年は勝負の年だ」と強調し、衆参同日選挙も高い確率であるのではないかと言及。そのためにも、準備を怠らずに国民に寄り添う政策を進めていく考えを示した。
次期通常国会での憲法改正に関する議論への対応を記者団に問われると、「まずは国民投票法改正案を仕上げることだ」と指摘。党として議論から逃げるつもりはなく、むしろ国民投票時のCM・広告規制を用意しているのは国民民主党だけだとアピールし、積極的な議論を望んだ。
選挙区調整については、参院の1人区だけでなく、2人区も、また衆院の小選挙区も「与党を利することがないように調整するのがポイントだ」と強調。調整が進まないと与党につけいるスキを与えることになるため、野党第1党の立憲民主党が野党をまとめるためのリーダーシップを発揮することに期待を表明した。
最後に、玉木代表が地元や全国を回った際に安倍政権への不満の声が多く聞かれたことを紹介。地方や中小企業などにはアベノミクスの恩恵がないという声があるため、明確な対立軸を示せば、政権交代の可能性があるとの考えを示し、「政権交代のスタートの年にしたい」と力強く語った。