2019年度定期党大会

 国民民主党は12日、2019年度定期党大会を東京都内で開き、今年度の活動方針などを決定した。

 13時に大会実行委員会事務局長の川合孝典参院議員が大会の開会を宣言。大会議長に緑川貴士衆院議員と野村美穂岐阜県議会議員を推薦し、全参加者の拍手で承認された。野村議長の呼びかけで、大会参加者全員で昨年日本各地を襲った自然災害で犠牲になられた方々に黙とうをささげた。

ハイタッチで参加者を迎える玉木雄一郎代表

ハイタッチで参加者を迎える玉木雄一郎代表

大会議長の緑川貴士衆院議員、野村美穂岐阜県議

大会議長の緑川貴士衆院議員、野村美穂岐阜県議

昨年の自然災害犠牲者に全員で黙とう

昨年の自然災害犠牲者に全員で黙とう

開会あいさつをする田名部匡代大会実行委員長

田名部匡代大会実行委員長

田名部匡代大会実行委員長

 大会主催者を代表して大会実行委員長の田名部匡代参院議員があいさつに立った。「国民民主党はいろいろな価値観や考え方の違いがある仲間の集まりだ。だからこそ互いを認め合い議論を尽くし、そして幅広い意見の中から最も国民の皆さんを、この国の未来を幸せにする答えを導いていく政党であり続けたい。お集りの皆さん、思いを心を一つにしていただき、新たな答えをつくり、道をつくる国民民主党を一緒になってつくり上げていきたい」と述べた。緑川議長が「本大会の代議員は国会議員59人、地方代議員94人の計143人、そのうち132人が受け付けを済ませており、過半数の要件を満たしている」として、大会の成立を宣言した。

日本労働組合総連合会 神津里季生会長ごあいさつ

神津里季生連合会長

神津里季生連合会長

 神津里季生会長は、昨年の国会で働き方改革法案や入管法改正案で対案を出したり、政府提出法案が明確にしていない問題点に切り込んだりした国民民主党の一連の取り組みについて、「働く者、生活者のための政策を実現しなければならないという強い意志の表れだ」と評価。来たる統一自治体選、参院選に向けては「1強政治の打破という大義のために野党が一致団結し、働く者本位・生活者本位の政治勢力を大きな固まりとして結成していくことが極めて重要だ」と指摘した。参院選の候補者の擁立では「与党を利さないことを前提に進めることが必須だ。1人区だけでなく、複数区でも野党が一丸となって戦わなければならない」と強調した。最後に国民民主党に対して「働く者、生活者の立場に立つ政治勢力の拡大に向けがんばっていただきたい」と激励を送った。