木更津市内の観光案内所で電子地域通貨を体験

 党政務調査会は25日、千葉県木更津市内で利用されている電子地域通貨「アクアコイン」の視察を行った。アクアコインは千葉県木更津市・木更津商工会議所・君津信用組合が連携して普及に取り組んでいる。視察団は午前中、木更津市内の観光案内所、コンビニ、八幡神社、落花生工房を訪問し、アクアコインを実際に体験した(写真上は木更津市内の観光案内所での電子地域通貨体験。スマートフォンの専用アプリをダウンロードし、1円=1コインとしてアクアコインをチャージしたうえで、木更津市内の加盟店に設置してあるQRコードを読み取り、利用代金をキャッシュレスで決済できる)。視察に参加した玉木雄一郎代表、大島敦副代表、奥野総一郎議員、階猛議員は渡部芳邦・木更津市長と面会し、意見交換した。

渡部芳邦・木更津市長と意見交換

渡部芳邦・木更津市長と意見交換

 玉木代表は視察後、記者団に視察の感想を語った。「地域活性化の事例を見せていただいた。これから潜在力のある取り組みだと思う。新しいテクノロジーを使った、街の活性化に熱心に取り組んでいる姿に感銘を受けた。国民民主党としてはこのような新しいテクノロジーを社会や地域の発展につなげていく取り組みをふまえて政策を打ち出していきたい。あわせて、今年の10月から消費税増税の導入に伴って行われる、いわゆるポイント制度が検討されているが、むしろ地域の具体的な電子通貨を使ったようなポイント制度を支援する方が、実態に即した対応になると思う。たった9カ月しか使わないようなシステムのために多額の税金を使うことが果たして持続可能性があるのか、という観点も大事だ」

君津信用組合にて意見交換君津信用組合にて意見交換

電子地域通貨に加盟しているコンビニを視察

電子地域通貨に加盟しているコンビニを視察