岡本充功議員

 衆院予算委員会で13日、2019年度政府予算3案の基本的質疑が行われ、国民民主党の第3番手として岡本充功議員が児童虐待対策について文部科学大臣並びに厚生労働省大臣らをただした。

 千葉県野田市の10歳女児が死亡した事案への関係機関の対応に関して、文科省及び厚労省に千葉県野田市に転居する前の沖縄県糸満市での女児家族の生活実態を調査していたかを確認した。両省は2月8日の国民民主党政務調査会第3部会で指摘を受けるまで調査をしていなかったことを明らかにした。

 この答弁を受けて岡本議員は「ひどい話だ。政府は昨年の夏に転居した場合、児童相談所間における情報共有の徹底を決めているにもかかわらず、国民民主党から指摘を受けるまで転居前の情報を調べていなかったり、情報を持っていなかったわけだ」と指摘。政府に対して児童虐待対策をきちんと実行に移していないと問題視した。