「もう一度、国民生活を第一に考える政治に」玉木代表がＮＴＴ労組中央委員会で決意表明

　玉木雄一郎代表は１３日、ＮＴＴ労働組合（喜井広明中央執行委員長）が東京都内で開いた第２４回中央委員会に出席し、連帯のあいさつをした。

　玉木代表は、国民民主党に対する日頃のご支援ご協力と、同労組準組織内の森本真治参院議員と山井和則衆院議員に対するご支援に謝意を表した上で、「平成が終わろうとする時代に、私は２つの大切な価値が崩れつつあると心配している。一つは議会制民主主義。本来、国会はさまざまな意見を寄せ合い議論し合意形成する場であるのに、安倍政権の下でその基本的な枠組みが大きく壊れつつある。そしてもう一つは国民生活だ。今問題になっている毎月勤労統計について、実質賃金の伸びが安倍政権の６年間で対前年度プラスになったのはわれわれの計算ではたった１回。この現実に目を向けずごまかしているのではないか。もう一度、国民生活を第一に考える政治に変えていかなければならない」と述べた。また、白血病り患を公表した水泳の池江選手への桜田五輪担当相の配慮のない発言について、「１０代の女性がまさに命にかかわる病に直面しているにもかかわらずひどい発言だ。罷免を求めたい」としたうえで、「皆さんにお願いしたい。旧民進党時にわれわれの仲間だった名古屋市議の日比健太郎さんは白血病を患い亡くなった。しかし彼の遺志を継いで私たちは骨髄バンクのドナー登録に取り組んできた。私たちにできることを一つ一つやっていくことが大切であり、皆さま方にもぜひご協力をお願いしたい」と訴えた。

　本中央委員会には、ＮＴＴ労組準組織内予定候補の森本真治参院議員（広島県選出）が今夏参院選への決意表明を行ったほか、同じく準組織内の山井和則衆院議員も出席した。