党政務調査会第三部会の会合で発言する玉木代表

 玉木雄一郎代表は22日、党政務調査会第三部会(厚労・文科・消費者)に出席し、未来を担う子どもたちが健やかに成長できる環境を整備していくため、第三部会を中心に党を挙げて取り組むよう要請した。玉木代表は、「さまざまな問題が国会で取り上げられているが、私たち国民民主党は『未来への責任』を綱領に掲げている政党だ。未来を担う子どもたちを取り巻く環境が厳しい状況になっていることに、あらためて党を挙げて向き合っていきたい。特に児童虐待の問題について、非常に痛ましい事件が立て続けに発生している」と問題意識を明らかにした上で、「子どもの体罰の問題、あらゆる形態の子どもに対する体罰を禁止することを法律上明確にすることを進めていきたい。あわせて、民法822条の教育目的による親権者の懲戒権についても見直していくべきだ」と提起した。

 岡本充功第三部会長は「児童虐待の問題は大変深刻で、なおかつ繰り返されている。なんとしても止めなければならない。今も声を上げられずに泣いている子がいるのではないかと思うと、一刻も早く対策を取っていく必要がある」とした上で、この日も多くの議員立法が議題になっていることに触れ「『新しい答えをつくる』という党是に基づいて、しっかり取り組んでいきたい」と表明した。

 部会では、児童虐待事件に対する取り組み状況について関係省庁からヒアリングを行ったほか、徳永エリ男女共同参画推進本部長が出席して、セクシュアル・ハラスメントの禁止を視野に入れた男女雇用機会均等法改正案を検討していきたい旨、提起した。