記者団の取材に応じる玉木雄一郎代表

 兵庫県を訪れている玉木雄一郎代表は15日、参院予算委員会に辺野古の埋め立て予定海域で見つかった軟弱地盤の改良工事に3年8カ月もかかるとする報告書を今頃になって出してきた防衛省の対応のあり方や、与党が玉城デニー知事の参考人招致を拒否していることなどについて記者団から所感を問われた。

 玉木代表は、2つの新たな事情が生じているとして(1)辺野古埋立に関する県民投票で反対が多数だったこと(2)軟弱地盤が明らかになったこと――を指摘。特に地盤改良工事に関しては「土木工学的にそもそも造れるのかどうかが問われ始めている。もう一度ゼロベースでの見直しが必要だ」と述べた。

 玉城知事の参考人招致については「沖縄県は独自の調査も行っている。知事はいちばんの当事者なので、ぜひ国会に来てもらい、国会での冷静な議論を積み重ねたい。」などと述べた。