玉木雄一郎代表は16日、「神戸ビーフ」をはじめとする全国の有名ブランド牛の輸出基地として2017年4月に兵庫県姫路市の市川沿いに開設された「和牛マスター食肉センター」を党兵庫県第12区総支部長の池畑浩太朗さんらとともに視察した(写真上は冷蔵庫内を見学する玉木代表)。
同センターは(1)と畜場の運営(2)枝肉市場の運営(3)食肉の加工処理(4)海外輸出用食肉の加工処理――を主な事業とし、最新設備と熟練のスタッフによって国内トップクラスの衛生的な食肉工場を実現している。18年に世界の流通・食品大手の約650社が加入する国際食品安全イニシアティブ(GFSI)によって制定された国際的な食品安全システム規格であるFSSC22000を取得している。
畜産農家との意見交換で玉木代表は、父親が香川県の畜産部長などを務めていたことから、子どもの頃から畜産に慣れ親しんできた生い立ちや当選以来農水委員会に所属してきたと自己紹介。生産者から繁殖や肥育をめぐるさまざまな課題や問題点の指摘を受け、「わが党を挙げて輸出を含めて畜産業の発展をサポートしていきたい」と意欲を示した。
記者団から視察の所感を問われた玉木代表は、「非常に素晴らしい施設だ。特に神戸牛をはじめとしてブランドを生かした海外への牛肉輸出に向けた重要な施設だ。米国や中国、これから発展する海外需要に向けての牛肉輸出の拠点となることを期待する。国政としてもぜひサポートしたい」と語った。