玉木雄一郎代表は20日、衆院農林水産委員会で質問に立った後、記者団の取材に応じた。
ため池管理保全法案
大雨や地震で決壊の恐れがある「農業用ため池」の防災強化のために政府が提出した「ため池管理保全法案」を質問で取り上げたと報告。「明らかに耐震不足だとされているため池が2400、豪雨対策が必要なのが1000あるにもかかわらず、そこを重点的に整備していく計画も予算もまだないということだった。速やかに整備を進めていく必要があることをあらためて今日確認した。引き続き『命を守る』ため池の整備をしっかりと政府にも働きかけていきたい」と述べた。
安倍農政の評価
安倍農政の評価について所感を求められて、「農業農村所得倍増計画がいかに空理空論かという話をした。現場を離れた机上の空論のような農政が続いてきて、現場の農村農家が疲弊してきている。私たちは上から目線の押しつけ型の農政ではなくて、現場目線の地域の事情に応じた農政をしっかり進めていき、農家が将来展望を持てる、安心して営農継続ができる農政を進めていきたい」と力を込めた。
統一自治体選
21日告示の統一自治体選前半戦での獲得目標や重点政策について聞かれて、「まず知事選挙が始まる。わが党は北海道、神奈川での知事選候補者に推薦を出している。道府県議会と政令市議会の議員選挙で公認・推薦合わせて約500人の候補を出している。全員の当選に向けて党を挙げて取り組んでいきたい」「農業農村を大切にする政党だということをしっかりとアピールしていきたい」と語った。