統一自治体選挙 青森応援玉木代表

 玉木雄一郎代表は30日、青森県八戸市、青森市、五所川原市を訪れ、青森県議選に立候補している候補者の激励や連合青森との意見交換を行った。

 玉木代表は、このたびの統一自治体選挙が「すごく大切だ」と訴えた。その理由として「新しい答え。」を作るために新しい問いかけや新しい疑問を敏感に感じ取る必要があり、最も身近に国民の皆さんの疑問や問いかけに答えるのが県議会議員や市議会議員だからだと考えを語った。そのうえで、「私たちは国民に根差した政治を行いたい。一人でも皆さんの役に立てる。そんな仕事がしたい」と国民民主党の目指す政治を力強く訴えた。

玉木代表の青森訪問の道程

玉木代表の青森訪問の道程

■田名部定男(たなぶ・さだお)県議候補(八戸市)

 八戸市議会副議長を経て、青森県議6期を務めた大ベテランの田名部候補は、非自民の受け皿となる政策・理念が国民民主党にはあると訴えた。地方から政治改革をしていかなければならないと述べ、地方が国から負担ばかりを押し付けられ、将来世代につけを残している状況を変えていくと強調した。

田名部定男候補

田名部定男候補

田中満(たなか・みつる)県議候補(八戸市)

 青森県での医療サービスの充実、若者の県外流出防止、農林水産業の活性化、高齢者・障害者福祉の充実を訴える田中候補は、八戸市議2期、青森県議1期の計10年の議員活動経験をもとに、頑張っている人が報われる社会を目指すと訴えた。

田中満候補

田中満候補

今博(こん・ひろし)県議候補(五所川原市)

 「地方らしさを創造」。魅力ある地域づくりを理念として、「公正な社会、ともに生きる青森県へ」と掲げる今候補は、県民の代弁者となって、地方の苦しみや悲しみや辛さをしっかりと声を大にして訴えることが県議会議員としての責任だと訴えた。

今博候補

今博候補

 青森市では連合青森の内村隆志会長、山内裕幸事務局長らと面会した。玉木代表は、「青森を含む32の1人区は野党がしっかり力を合わせるのが大事だ。一昨年の衆院選以降、野党が分裂し、地域協議会に迷惑をかけているが、1強多弱は変えていかないと取り残されてしまうと思うので、困難な状況だが協力するところは協力する体制を築く。地域の事情を勘案し、尊重しながら今の方針で進めたい」と語り、その後統一自治体選での公認・推薦候補への支援を求めた。

 連合青森の内村会長は、1強の状況が地方でも弊害が出ているとし、「特に地方の人口減少は深刻な問題になっている。スローガンはさまざま出ているが実効性ある人口減少対策が、地方でも国政でもなかなか具体的な中身が見えてこない。参院選挙で安倍政権の考え方を転換して違う形での地方の活力を作るのが必要だ」と考えを示した。

連合青森・内村会長と山内事務局長と会談

連合青森・内村会長と山内事務局長と会談

■ぶら下がり記者会見

 遊説終了後に記者団からの取材に応じた玉木代表は、今回の統一自治体選挙について、「しっかりとわが党の地盤を固めていく選挙にしたい」と意気込みを述べた。選挙を勝つことによって、地域で不満の多い安倍政権の方法に対して「違うぞ」という声を地方から安倍政権にぶつけていく選挙にしたいと語った。