新元号「令和」についてコメントする玉木代表

 「令和」が新たな元号として決定された1日、玉木雄一郎代表は訪問先の島根県で記者団から新元号への所感を求められた。「非常に良い元号だと思う。平成に続く新しい『令和』の時代が平和で豊かな時代になることを期待する。1か月後、5月1日から『令和』の時代が始まるが、今上陛下のご譲位、皇太子殿下のご即位の諸行事がつつがなく行われて、国民の皆、そして世界の人がこぞってことほぐ、そんな新しい時代となることを期待したい」と述べた。

 記者団から聞かれた新元号の出典や意味については、「よく考えられていると思う。万葉集の中から採ったということだが、さらにさかのぼれば、中国の古典の『文選』の中にも同じような言葉が出てくる。漢字文化圏は中国、朝鮮半島、日本とまさに歴史を紡いできた接着剤のようなもの。そういったこともすべて踏まえたものであるとすれば、非常にダイナミックな東アジア全体をとらえたよく考えられた元号だと思う。万葉集という日本の文化を反映しつつ、さらに同じ漢字文化の中国文化を反映しているとすれば、漢籍を基につくるという長年の歴史伝統を維持しつつ、その上で、日本文化のテイストを重ねており、非常に良く練られた元号だと思う」と述べた。