「令和」が新たな元号に決定された1日、玉木雄一郎代表は中国地方入りし、国民民主党公認・推薦で立候補している戸倉多香子山口県議候補、珍部芳裕島根県議候補、福間裕隆、西村弥子の両鳥取県議候補らの応援演説を行った。これから始まる「令和」という新しい時代に向けて、国民が安心して暮らし、豊かさを実感できる時代にしていくための第一歩が国民民主党候補の勝利だ――などと訴えた。
■戸倉多香子(とくら・たかこ)山口県議公認候補(周南市)
2期8年の実績を持ち、周南市選挙区では唯一の女性候補である戸倉さんは、県政で妊娠・出産・子育て支援が重要な政策として取り上げられてはいるものの、女性の視点がまだまだ欠けていると指摘。「女性の声をしっかり県政に取り込んでいく」と覚悟を示し、3期目の挑戦への支持を訴えた。
■珍部芳裕(ちんべ・よしひろ)島根県議推薦候補(出雲市)
県議を2期8年務めた後、前回の選挙で落選し、過去4年間を経営者として過ごしてきた珍部さんは、「お客様を一番大切にしないと、お店はうまくいかない」「政治も一緒だ。政治で一番大切にしなければいけないお客さまは、県民、市民のお一人おひとりだ」と述べ、市民が主役の政治実現に向け自身への支持を訴えた。
■福間裕隆(ふくま・ゆたか)鳥取県議公認候補(西伯郡)
7期目に挑む最大の理由に関して福間さんは、部落差別解消推進法が国会で成立したが、いまだに部落差別が存在していることを問題視。県議会で法律に基づく具体的な政策をつくるべきだと知事に提起した立場から、「部落差別を根絶してしまうことが法律の趣旨だ。そのために私を働かせてほしい」と訴えた。
■西村弥子(にしむら・みつこ)鳥取県議推薦候補(米子市)
初めて立候補した西村さんは、定員35の県議会で4人しか女性議員がいないことから、人口減少、少子高齢化をはじめさまざまな問題に対して県議会が「代わり映えしない」と指摘。女性である自らが県政に挑戦し議員になることが、「県政に新しい風を起こす第一歩だ」と女性候補である自らへの支持を訴えた。
■応援演説を終えての玉木雄一郎代表のコメント
安倍総理の地元である山口県で街頭演説を行った感想を記者団から求められた玉木代表は、「全国を回って共通に感じているのだが、アベノミクスと言っても地方には全く届いていない。自民党支持者からも今の政策でいいのかという不安の声を聞く。直接訴えると手ごたえを感じる。大都会・大企業中心の経済政策から地方を重視する家計を第1に考える経済政策に転換していかないといけないと演説をするたびに実感する」と語った。