石渡ゆきお候補を応援する玉木雄一郎代表

石渡ゆきお候補を応援する玉木雄一郎代表

 4日午後、玉木雄一郎代表は統一自治体選挙の応援のため​神奈川県入りし、横浜、藤沢、相模原の3市​を訪れ​た。国民民主党公認・推薦で立候補している石渡由紀夫・横浜市議候補、斎藤健夫、京島圭子​ 両​神奈川県議候補、鈴木秀成・相模原市議候補らの応援演説を行った。​

 玉木代表は「私たちは『新しい答え』を目指しているが、新しい答えには、新しい『問いかけ』が必要だ。その問いかけを一番最前列で市民の方々から汲み取ることができるのが、自治体議員の皆さんだ」と​、求められる政治の実現には市民に寄り添う自治体議員の存在が不可欠である、と聴衆に候補者への​​支持を​​訴えかけた。

 いずれの会場も、候補者​本人たちと、応援する支持者の方々の熱い熱気に包まれていた。各候補の応援には、後藤祐一衆院議員や乃木涼介・乃木涼介神奈川県参議院選挙区第1総支部長、本村賢太郎・相模原市長選候補らもかけつけた。​

4日、玉木代表の道程

4日、玉木代表の道程

■​​​​​​​​​​​​​​京島圭子(きょうしま・けいこ)​神奈川県議候補​​(小田急線相模大野駅北口デッキ、相模原市南区選挙区 / 定数​3)

京島圭子県会候補(上左)。選挙戦中の自転車の漕ぎすぎで歩けなくなってしまった(下)

京島圭子県会候補(上左)。選挙戦中の自転車の漕ぎすぎで歩けなくなってしまった(下)

 相模原市内でただ一人の県会議員女性候補者でもある京島圭子候補は、訪問介護サービス関連企業を立ち上げた経験もある。2期目を目指している。

​ 京島候補は女性の視点から、(1)介護:介護を「する側」も含む、介護​環境の改善や認知症の早期発見(2)教育:個々の子どもの能力に合わせたカリキュラム、児童虐待の撲滅(3)医療:医療的ケア児の家族支援、がん検診の普及啓発 ――等の政策を訴えている。

京島圭子オフィシャルサイト​

​■​石渡由紀夫(いしわた・ゆきお)横浜市議候補​(港南台駅前ロータリー、栄区選挙区 / 定数​3)​

石渡ゆきお候補

石渡ゆきお候補

 4期目を目指す石渡候補は、東京電力出身。連合神奈川の事務局勤務も経験している。​

 石渡候補は、栄区におけるスポーツ施設やバス路線の充実​、​地域包括ケアシステムの拡充、教育現場でのいじめの早期発見・対応にむけた体制整備などの政策を掲げ​てい​る。

石渡ゆきおオフィシャルサイト

​■​齋藤健夫(さいとう・たけお)​神奈川県議候補(​藤沢駅​南口ロータリー、藤沢市選挙区 / 定数5​​)

さいとう健夫候補

さいとう健夫候補

 街頭演説には、女優で齋藤候補の後援会長を務める小山明子さんもかけつけ、聴衆に支持を訴えた。

齋藤候補の後援会長を務める女優の小山明子さん

齋藤候補の後援会長を務める女優の小山明子さん

 ​5期目を目指す齋藤候補は​NHKに勤務した経験があり、県議会副議長も務めた。

​ 齋藤​候補は、医療・介護の連携強化や在宅医療の推進など、地域医療の充実、障害を持つ方々や医療的ケア児、引きこもり者への生活支援、東京五輪の地元開催に向けたインフラ整備などを公約に掲げる。

PDF「さいとう健夫候補・政策ビラ」さいとう健夫候補・政策ビラ

​■​鈴木秀成(すずき・しゅうせい)相模原市議候補(相模原市東林間児童館、南区選挙区 / 定数18)

鈴木秀成(しゅうせい)相模原市議候補

鈴木秀成(しゅうせい)相模原市議候補

 3期目を目指す鈴木候補は、子育て教育政策(待機児童ゼロや放課後児童クラブ等の拡充、公園でのボール遊びのための環境整備、中学校給食の経費節減のための「親子方式」推進など)、シニア世代の移動を支援するための政策(敬老パスの導入やコミュニティバス・デマンドタクシーの充実)など中心に訴えている。

 鈴木候補は、相模原市長選に立候補している本村賢太郎候補の公設秘書もつとめた経験を持つ。

PDF「鈴木秀成候補・政策ビラ」鈴木秀成候補・政策ビラ

■玉木代表・ぶら下がり会見

ぶら下がり会見の模様

ぶら下がり会見の模様

問 選挙の情勢について

玉木代表 「いずれの選挙区も大変厳しい選挙戦を展開しているので、最後まで気を緩めることなく選挙戦を戦っていかねばならない」

問 立憲民主党の候補と競合することで苦戦しているとか、他党を利する状況が出ているという声が上がっているが?

玉木代表 「先般行われた台東区議会選挙でも両党が候補者を出したが、わが党の候補は皆当選した。自治体選挙は特にそうだと思うが、最後は候補者の日頃の活動、4年間何をやってきたのか。そのことをいかに有権者の皆さんに評価をして頂くか。日頃の活動量が成績表として出てくるということだと思う」「今はこうして始まっているので、互いに切磋琢磨して非自民の勢力を増やしていくしかない。ただ今後、参院選のことなどを考えた時、いかに野党が協力できるか。候補者についても最低限の調整メカニズムが必要だと思う」