20190416 原口国対委員長会見

 原口一博国対委員長は16日午前、定例の記者会見を開いた。原口国対委員長は15日、国民民主党をはじめ、立憲民主、共産、自由各党議員らと北九州市を訪れ、下関北九州道路建設予定地を視察し、福岡・山口両県知事と面会したと説明。「道路の必要性を調査するために視察したのではない。108あるプロジェクトの中から、この下関北九州道路だけがなぜ国の直轄調査になったのか、数値的な裏付けを聞きたかったが、聞けなかった」と視察について語った。面会した福岡県の小川知事から「塚田前国交副大臣の忖度(そんたく)発言はわからない。塚田前国交副大臣から聞いてもらうしかない」との発言があった旨を述べた上で、「公共事業を選挙に利用するなんてことをまだやっているのか、と強い疑念を感じた」と政府の姿勢を断じた。

 同席した山井和則国対委員長代行は視察の結果、「忖度道路の可能性が高まった」と述べ、「政府・与党はいつまで塚田前国交副大臣や桜田前五輪大臣問題に関する予算委員会の集中審議の拒否を続けるのか。安倍総理は説明責任を果たすべきだ」と引き続き追及する姿勢を示した。