党本部で開かれた全国幹事会

 国民民主党は24日、全国幹事会・選挙担当者 自治体議員団等役員合同会議を党本部で開き、先に行われた統一自治体選挙や衆院補欠選挙の結果や参院選届け出略称の変更、自由党との党首協議の経過を説明し、意見交換した。

 冒頭のあいさつで玉木代表は、統一自治体選挙について「ご奮闘いただいた皆さん、そしてまた応援をいただいた皆さんに心から感謝を申し上げたい」と、謝辞を述べたうえで、「都市部が引き続き、わが党の課題だということも明らかになった」との認識を示した。21日投開票された衆院沖縄3区補選については「野党で協力をしていく一つのモデルを示すことができた。今後の野党間の連携の在り方につなげていきたい」と表明した。また23日に行われた立憲民主党の枝野幸男代表との党首会談については、「大きく4点について合意した」とし、(1)衆院解散総選挙、同日選を視野に入れて、小選挙区の候補者の一本化協議に入ること(2)参院選挙1人区の調整を加速し、5月の連休明け早々には決着を図ること(3)市民連合との政策協定について、今週中に政策担当者間での協議を開始すること(4)国会の行政監視機能を高め、国会の権威を回復するために、日本版GAO、いわゆる行政監視院の設置や、行政監視機能を高めるための仕組みづくりについて野党間で協議を始め、国民にしっかり提示すること――について合意したと報告した。

 この後、平野博文幹事長が参院選届け出略称の変更とこれに伴う規約改正について、岸本周平選挙対策委員長が統一自治体選の結果や、参院選・次期衆院総選挙に向けた候補者擁立状況などについて報告。また玉木代表が自由党との党首協議について報告したのち、質疑応答と意見交換を行った。