20190425 国対委員長会見

 原口一博国対委員長は25日、定例の記者会見を開いた。衆院沖縄3区補選で当選した屋良朝博(やら・ともひろ)議員が24日に国民民主党・無所属クラブの会派に入ったと報告した。会見終了後、屋良議員を出迎えるにあたり、「名護市辺野古を含む沖縄3区選出の屋良議員には沖縄の声を国政にしっかりと届けていただきたい。屋良さんはジャーナリストとしても優れた実績を持っている」と期待を述べた。

 2019年版の外交青書から「北方4島は日本に帰属する」との表現がなくなったことに触れ、本日の国対役員会で安保委員会渡辺周理事から全委員会で徹底的な審議をするようにとの要請があったと述べ、「領土問題をおもちゃにするような安倍政権を一刻も早く終わらせたい」と強く批判した。

 本日衆院で初めて憲法審査会が始まることに触れ、「わが党は国民投票法の改正案を持っている。政府・与党にしっかりとした審議を申し入れた」と述べた。

 山井和則国対委員長代行は年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による年金積立金の運用を巡り、会計検査院が2014年以降に株式運用の割合が増加してリスクが上昇していると指摘したことを受け、「リーマンショック級の不況になった時には、損失が23兆円にもなる。深刻な問題として受け止めている」と政府の年金運用を問題視した。