合併調印式

 国民民主党は26日未明、両院議員総会で玉木雄一郎代表が提案した自由党との合併について承認した。これを受けて玉木代表は、自由党の小沢一郎代表と会談し、両党が政党合併を行うことで合意した。

 会談後、両代表はそろって記者会見に臨んだ。玉木代表が両党間で結ばれた「政党合併にかかわる合意」について説明した。「(1)政党合併後の党名は『国民民主党』とし、存続政党を国民民主党とする(2)『国民民主党』の基本理念、基本政策及び規約・規則、組織を継承する(3)今回、合併したのは、自民党に代わるもう1つの政権を担い得る国民の選択肢をつくる、その第一歩ということで両党の合意が得られた。今後とも理念・基本政策の一致を前提に、より多くの議員、政党、会派等に対し、幅広い結集を呼び掛けていきたい」と語った。
 これまでの10年の野党の歩みを振り返って玉木代表は、「国民の目には、『分断・分散』の歴史だった思う。平成から令和にまもなく変わるが、野党の分断、分散の歴史を『統合と結集』の新しい時代にしていきたい。そのような新しいフェーズに変えていきたい。その第一歩として両党が合併したことで、さらに大きな固まりをつくっていくための努力をしていきたい」と今後に向けた決意を示した。