党拉致問題対策本部最高顧問を務める原口一博国対委員長は19日、家族会、救う会、拉致議連等が東京都内で開いた「全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ! 国民大集会」に出席し、党を代表してあいさつした。
会場内に積み上げられた1341万4325筆の署名(段ボールにして412箱)を前にして原口国対委員長は、全国各地で署名を集めた人々に謝意を示した上で、いまだに拉致被害者全員の即時一括帰国を実現していないことにお詫びを表明。国対委員長の立場から国政では拉致問題の解決のために「与野党の枠を全部越えて全てをかけて応援したい」との決意を示した。
北朝鮮の人々に向けては「多くの資源と未来への可能性がある。その資源はインフラがなければ持ち腐れである。前の代に拉致した被害者の皆さんを日本に一刻も早く返してもらいたい。皆さんの未来がそこから開ける」と呼びかけた。最後に「この会が来年は開かれないようともにがんばろう」とあいさつを結んだ。
家族会事務局長の横田拓也さんは、集会で署名を展示した想いについて「親世代にとって限られた時間の中、正念場のタイミングで、皆さまに血と汗と涙の心のこもった署名用紙に目を触れてもらい、われわれからの感謝の気持ちをお伝えし、今一度戦っていることを皆さまに共有するとともに、北朝鮮にこの思いをぶつけなければいけない」と説明した。