国民民主党は22日夕方、今年の参院選の東京都選挙区で新人の水野素子(みずの・もとこ)さんを公認内定候補予定者として擁立したことを発表した。玉木雄一郎代表と川合孝典東京都連会長が水野さんとともに東京都内のホテルで記者会見した。
川合東京都連会長(参院議員)が水野公認内定候補予定者について、宇宙航空研究開発機構JAXAに在職中の調査国際部参事であり、小学生2人を子育て中のワーキングマザーだと紹介。公認内定を決めた理由として、「科学技術政策を中心に即戦力として活躍を期待できること、国会議員への女性参画を推進している国民民主党の方針に合致していること、政治改革への熱い思いを持っていること」などと強い思いを込めた。青柳雅之党東京都連幹事長(台東区議)が記者会見の司会を務めた。
水野公認内定候補予定者は記者団に参院選への決意を表明した。政治家になろうと決意した2つの理由を「1つは宇宙機関で働いたキャリアの中で日本の未来に不安を感じたこと。もう1つは2人の子どもを持つ母親として暮らしの中で日本の今に多くの課題や壁を感じたこと。政治で解決すべき課題がまだまだあるのではないか。子どもたちの未来に対する危機感・責任感から立候補を決意した」と述べた。「政治を国民の手に取り戻すためには未来を見つめて新しい答えを提示し、是々非々で議論する国民民主党の果たすべき役割が大きい」と党の理念に共感した思いを語った。今回JAXAで初めて在職での立候補となったことに触れ、市民が政治を担える時代を創るため、在職立候補(立候補休職制度)のスタイルを広めたいと述べた。
玉木雄一郎代表は水野公認内定候補予定者を「首都東京で自信をもってお薦めできる候補者だ。『宇宙かあさん』として、子どもとイノベーション政策を推進する国民民主党らしい候補者を擁立できて、大変うれしい。党を挙げて全力で応援していきたい」と期待を述べた。
参院選東京選挙区国民民主党公認候補予定者・水野素子スピーチ概要