野党党首会談

 国民民主党の玉木雄一郎代表をはじめ野党4党1会派(立憲、共産、社保、社民)の党首が29日、国会内で会談。夏の参院選1人区で新たに19選挙区の候補者一本化に合意し、合計で宮崎・鹿児島を除く30の1人区選挙区で候補者を一本化した。

 会談後、記者団の取材に応じた玉木代表は、さまざまな困難を乗り越えて調整してきた野党各党の幹事長・書記局長に謝意を示した上で、残る選挙区のうち、鹿児島に関して「社民党と合意に至っていないが、わが党はかなり前から女性の行政書士である合原千尋(ごうはら・ちひろ)さんを公認内定候補として擁立し活動してきた。与党が分裂選挙になりそうな中、30代の女性候補というのは対立軸としては最適だという思いは変わらない。大きな調整の中で今、最終段階に来ている。引き続き社民党ともよく話をしながら一本化を図っていきたい」と述べた。

 2人区以上の選挙区への対応についても、「与党を利することのないように調整していくことが大事だ」「与党側の出方を見定めながら、とにかく与党側に漁夫の利を与えない調整が必要だ」と玉木代表は指摘した。また、衆参同日選挙の可能性が報じられていることから玉木代表は、参院選1人区の候補者調整にめどがついてきことを踏まえ、「次は衆院小選挙区の候補者の擁立・調整に全力を挙げ、その作業を加速していくべきだと提案した」と述べた。