連合参院選総決起集会 玉木代表

 玉木雄一郎代表は6日、連合が東京・江東区内で開いた参院選に向けての総決起集会に出席した。

 玉木代表はあいさつで、「今回の参院選挙は2つのことを守る戦いだ」と語った。一つは、民主主義、とりわけ議会制民主主義を守る戦いであると述べ、90日以上予算委員会が開かれていないことを指摘。「アメリカ大統領に先にさまざまなことを説明しているようだが、国会や国民に説明すべきではないか」と訴えた。

 玉木代表は、国民生活が危機に瀕しているとも指摘し、「国民生活を守ることが2つめの大きなテーマだ」と述べた。金融庁の報告書で老後に2000万円ほどの貯蓄が年金以外に必要だと公表されたことに触れ、「自助努力を促す自民党に対し、どうやって尊厳ある最低限の暮らしを保障する仕組みを作れるかが問われている」と述べた。そのうえで、このような政治状況に国民が慣れてしまわぬように「国民の皆さんの心にも火をつけていく。それが政治の責任だ」と述べ、「国民生活のための政策や理念をしっかり掲げて、この夏の参院選挙を勝ち抜きたい」と力を込めた。