参院選東京選挙区の党公認候補予定者で「宇宙かあさん」がニックネームの水野もとこさんは７日、玉木雄一郎代表とともに東京・新橋駅ＳＬ広場前で、人生初めての街頭演説を行った。「日本の政治にビックバン！ 宇宙機関のグローバルなビジョンとお母さんの愛で日本の政治を東京から進化させる」と訴えた。
宇宙機関勤務から政治を志すようになり、その思いを２人の小学生の子どもたちによく話しているという水野さんは、「日本が大変なことになっているから、お母さんは君たちの未来と笑顔のために頑張りたいんだ」と伝えると、子どもたちからは「母ちゃん、頑張れ」と励まされているという。
日本社会の現状に関しては、「私たちの世代は逃げ切れるかもしれないが、子どもたちは逃げきれない。私たち責任世代がしっかりとお腹に力を入れて、政治を日本を進化させなければいけない」と訴え、取り組みたい重点課題として（１）国民の安心を立て直す（２）労働者・女性・子どもを全力サポート（３）イノベーションと産業競争力の相乗効果を挙げた。
玉木代表は、水野さんについて「ＪＡＸＡで働き宇宙開発に最前線で取り組んできた、まさに『宙女（そらじょ）』、宇宙に取り組む女性の１人だ」と紹介。水野さんとともに「イノベーションを推進し、科学技術を応援し、もう一度日本が科学技術立国として世界から尊敬されるような力強い経済を創り上げていく」とのビジョンを語った。
国民民主党については、「民主主義と国民生活、とりわけ老後の皆さんの生活を守るために現実的政策をしっかり打ち出していく政党だ。そのために皆さんに負担を求めなければならない。それをしっかりと正直に語って、誰もが人間としての尊厳を持ちながら安心して老後の２０年、３０年を送れる仕組みを提案していく」と力を込めた。
水野もとこさん
水野もとこさんと玉木雄一郎代表
