木製サッシ「夢まど」の製造メーカー・アルス株式会社の工場を視察

 玉木雄一郎代表は10日、山形県米沢市を訪問。舟山康江参院議員、芳賀道也(はが・みちや)参院選推薦候補予定者とともに、有機ぶどう農家の皆さんと意見交換。玉木代表は「後継者に、安心して、そして誇りを持って引き継いでいける農政に変えていく」と語りました。

ものづくりの現場を視察

 地元で独自の取り組みをしている中小企業2社を訪問。まず、木製サッシ「夢まど」の製造メーカー、アルス株式会社の工場を視察(写真上)。ドイツに留学していた高橋光雄社長はドイツでサッシの材料として活用されている木材がアルミ樹脂よりも断熱性が高く、住宅の省エネを進められると説明。

産業機器の加工・組立メーカー、三木ベルテック株式会社

産業機器の加工・組立メーカー、三木ベルテック株式会社

 産業機器の加工・組立メーカー、三木ベルテック株式会社では安部功社長が有機農園で栽培した薄皮丸なすで玉木代表らをもてなした。工場では技能有資格者による丁寧なものづくり、技能五輪全国大会への出場について説明する一方、今年のボーナスを支給する地元企業が半数にしか及ばないという厳しい状況を訴えた。玉木代表らは従業員の集まる昼礼で、温かいもてなしに謝辞を述べた上で、「地方がないがしろにされている。ふるさとを守っていける政治に転換していきたい」と語った。

有機ぶどう農家の皆さんと意見交換

有機ぶどう農家の皆さんと意見交換する玉木代表ら

 有機ぶどう農家の皆さんとぶどう園の中で車座になって意見交換した。「娘や息子が農業を継ぐと言ってくれても親は心配。新規参入は補助がつくが、補助がないから後継者が減っていく」後継者問題や、国産農産物の自給率が下がっている、暖房費や段ボールなどの資材が値上げしていて、実質収入は下がっているなどのさまざまな問題が参加者から挙げられた。玉木代表はスイスが憲法に食糧安全保障を制定、トランプ米大統領が農家の補償を上げている例などを取り上げ、「先進国の農政は政治が守るべき」と先の日米貿易交渉でトランプ米大統領に農業と牛肉を特定された日本政府の交渉姿勢を批判した。