玉木代表会見

 国民民主党の玉木雄一郎代表は12日、国会内で定例記者会見を開いた。金融庁のいわゆる「老後2000万円不足」報告書をめぐって、麻生大臣が受け取らないとしたことについて「あってはならない」と痛烈に批判した。

 客観的、合理的な意見を専門家の立場からもらうのが審議会制度の意義だと説明した玉木代表は、「最初から政権や大臣の機嫌を伺うような内容しか認められないことになれば、審議会で議論してもらうこと自体に意味がなくなる。まさに今の『忖度政治極まれり』」と断じた。さらに、5年に1度公表される年金財政の健全性をチェックする「財政検証」が今もって出てきていないことも問題視し、今後厳しく追及していくと述べた。