ぶら下がり


 玉木雄一郎代表は15日、東京都内で街頭演説会を終えた後、記者団の取材に応じた。金融庁金融審議会の報告書問題で麻生大臣が金融庁に責任転嫁しているのではないかとSNSで発信した真意を問われて「何かあったときに官僚に責任を押し付けて政治家が逃げる。こんなことを繰り返していたのでは、この国のガバナンスが成り立たない。役人の皆さんは言えないと思うが、真面目に検討した専門家の皆さんやそれを事務局で支えてきた金融庁の職員の皆さんも『正直やってられない』と言いたいと思う」などと麻生大臣の姿勢を痛烈に批判した。

 さらに、自らの年金受給に関して麻生大臣が「記憶がない」などと発言したことにコメントを求められて、「もらっているかどうかも分からない人が金融担当大臣で、今回の(年金不足)報告書を受け取らない。これではまともな政策はできない」と大臣の資質に疑問を呈した。

 また、イージス・アショア配備計画のデータ誤りの発覚を受けて、野党の中で防衛大臣の責任を問う声が強まっていることについて「信じられないようなずさんな計算だった。とにかく秋田と山口ありきで、やっているのではないか。予算委員会を開いてきちんと説明してもらいたいが、(政府与党側は)拒否している。終盤国会で防衛大臣のみならず、麻生大臣を含めて不信任を検討していくことになる」と述べた。