「おしゃべり民主主義」と題する若者参加の座談会を開催した

 国民民主党は20日、「おしゃべり民主主義」と題する若者参加の座談会を国民民主党本部ホールで開いた。高校生・大学生約30人が参加、党からは玉木雄一郎代表と水野素子・東京都参議院選挙区第1総支部長が参加した。

 玉木代表が冒頭、「日本は今、選挙に行く人の比率が高い高齢者の声がより濃く反映する『シルバー民主主義』の世の中になっていると言われる。若い人たちが減っていく中で、若い人たちの声が政治に反映しないと、ますます若い人が政治から遠ざかっていくことになりかねない。若い人たちの声を聞き政策に反映するためにこの会を企画した」と会合の趣旨を説明。「例えば、家を買う人には支援策があるのに賃貸住宅に対する支援策はない。皆さんの中にも地元を離れ1人暮らしをしている人もいると思うが、1人暮らしの家計の中で家賃の占める割合が非常に大きく、学生を含む若い世代の人々の意見を聞いた上で家賃補助の項目を国民民主党の政策に入れ込んだ」と披露した。

 参加者に「今関心があるニュース」を問うアンケートを取ったところ、1番関心があるのが年金問題、次にブラック企業で、以下、消費税増税、待機児童問題、地方の人口減少問題と続いた。水野総支部長は待機児童問題を取り上げ、「東京に保育園が足りないが、地方へ行くとそうでもない所がたくさんある。グローバルで言うと田舎暮らしが標準であり、子育ての経験上、実家が近くにあると便利だし、仕事も企業がもっとICTを利活用する環境を整えれば田舎暮らしでも可能だ。女性に選ばれる地方、田舎になれば、東京1極集中となっている人口も地方に分散することができる」とする考えを述べた。

 参加者からは、年金問題や被選挙権の引き下げ問題のほか、「水野支部長はなぜ国民民主党の候補者になったのか」「玉木代表も水野支部長も外務省出向の経歴があるが、ISS(国際宇宙ステーション)が2025年度以降廃止となる計画もあるが、国際協力を考える中での日本の立ち位置と、国民民主党が考える宇宙政策は」などの質問も出され、幅広いテーマで意見交換を行った。

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