香川街頭演説

 玉木雄一郎代表は27日、地元香川県高松市入り。街頭演説と講演会に出席し、尾田美和子(おだ・みわこ)参院選推薦候補予定者を激励した。立憲民主党の枝野幸男代表も応援に駆けつけた。

 高松三越前での街頭演説で玉木代表は集まった聴衆に、アベノミクスを転換し、家計を豊かにする経済政策を訴えていく考えを示した。「初めて迎える国政選挙で、議席を増やし、『正直にオープンにする政治』に変えていきたい」と参院選への意気込みを語った。

 講演会では玉木代表は冒頭、尾田美和子候補予定者が高松商業高校出身で、自身が近所にある高松高校出身であると紹介。「立憲民主党の枝野代表が香川県に来てくれた。野党第1党、第2党の党首が高松で一緒にいるという意味は大変大きい。この香川から政治を変えていかなければいけない」と訴えた。地元香川県で高校まで育ち、伝統工芸の職人として活躍した実績を持つ、尾田美和子候補予定者への期待を語った。

 尾田美和子候補予定者は参院選に立候補を決意した理由として、京都で伝統工芸の後継者問題に直面し、「中小企業の後継者問題を自分のやり方で解決していきたい」と語った。そして、「日本の政治には現場の力を聴く力が足りない」と述べ、「今まで現場で聴いてきたたくさんの声を経済政策に生かしていく」と決意を語った。

 玉木代表は記者団に枝野代表と香川でそろって演説したことについて、「香川県だけではなく、全国の32の1人区に非常に良い影響を与えるのではないかなと思っているので、しっかりと両党、また支援組織も含めて一体となって勝利に向けて頑張っていきたい。われわれが目指すべきは、権力の安定ではなくて、あくまで生活の安心と安定をいかに作っていくのか。このことを選挙戦では、ある意味共通政策として、しっかりと訴えていきたい」と語った。

玉木雄一郎代表と尾田美和子候補予定者

尾田美和子候補予定者と玉木雄一郎代表