大宮駅前で街頭演説する玉木雄一郎代表と宍戸千絵埼玉県参議院選挙区第1総支部長

 玉木雄一郎代表は29日、宍戸千絵(ししど・ちえ)埼玉県参議院選挙区第1総支部長とともにさいたま市内の大宮駅で街頭演説を行い、「たくさんの人が経済や生活に不満を抱いてるとの声を聞き、現場の生活実感を目の当たりにした。不安な未来を解消するためにはこのまま安倍政権を続けてはならない」と強く訴えた。

 宍戸総支部長は、がんによる母の死と同時期に父と兄の介護もしながら働き続けるという苦しい状況の中で、どうしたら社会全体や日々の生活が明るくなるのかと考えてきたと述べ、多くの人々がともに感じる不安に対して、自分自身の経験を踏まえて「一歩前に進んだ夢や希望が持てる政治にしたい」と表明した。

 遊説終了後に記者団からの取材に応じた玉木代表は、参院選に臨む姿勢について、「埼玉は枝野幸男衆院議員の地元であることもあり、立憲民主党とともにしっかりと2議席を確保したい。全力で戦っていきたい」と抱負を述べた。「有権者から、安倍政権をなんとかしてほしいという声をいくつももらっている。野党全体が同じ方向性のなか、国民民主党は具体的な対案をしっかり示していき、家計第一の経済政策を掲げて、消費を軸とした好循環を作っていく」「特に今の政治を変えていくために女性候補者に1人でも多く立ってもらい、全力で支援していきたい」と語った。