玉木雄一郎代表は6日、長崎県・佐世保市を訪れ、参院選長崎県選挙区で国民民主党公認の白川鮎美(しらかわ・あゆみ)候補と街頭演説を行った。玉木代表は、この参院選は正直な政治を取り戻す戦いであり、何よりも国民の皆さんの生活の安心を取り戻す戦いだと呼びかけた。
玉木代表は、法人税をやみくもに下げても内部留保を貯めるだけでお金が市場に流れないことを指摘。国際的に協調して最低税率を国際的に決め、一定の法人税収を確保したうえで、給料やボーナスを増やして労働分配率を高めた企業には集中的に法人税減税をする。このように家計を潤し、普通に頑張っている人が豊かさを実感できる経済政策に変えていきたいと強調した。
■長崎選挙区 白川あゆみ候補
地元活性化のため、若者・女性が夢や希望をもってチャレンジできると思い起業をしたという白川候補は、「女性が活躍したいと思ってもできないのが日本社会だ」と述べ、自分が望むライフスタイルを実現できる社会にしたいと思いを強く語った。
今の社会の現実は非正規雇用が4割おり、夫婦ともに非正規雇用で子どもをもうけたくてももうけられない、教育費が高く子どもを増やすことができないことを問題視。「政治を変えるのは私たち市民であり国民だ」と呼びかけ、参院選での支援を呼びかけた。
■玉木代表ぶら下がり会見
玉木代表は佐世保市での街頭演説を終えた後に、記者団からの取材に応じた。長崎県選挙区取り組みについて問われると、この参院選は1人区の勝敗が帰趨を決するとし「党を挙げてテコ入れしたい」と力を込めた。この参院選をどのような選挙にしたいかを問われると、初めての国政選挙で党名も考えも理念も知られていないので、テレビでの党首討論や選挙戦を通じて理念や政策を訴えたいと意気込んだ。