玉木雄一郎代表は7日、参院選東京都選挙区の水野素子(みずの・もとこ)公認候補の応援で東京・台東区内では入谷朝顔まつり、かっぱ橋七夕まつりで歩行遊説したり、千代田区内の秋葉原駅前では「宇宙と子どもの未来を語る」と題するトークイベントを水野候補と一緒に開いて「今の日本にとって一番大切なイノベーションと子育てを身をもって進めている水野素子さんに1票を託してほしい」などと支援を訴えた。
トークイベントではSNSで集まった質問に玉木代表と水野さんが答えた。「子どもの頃の夢は」という質問に玉木代表は宇宙飛行士か国連事務総長になりたかったとの思いを明かし、「宇宙から見ると地球に国境はないから、国境がない皆が平和に暮らせる社会ができればいいと小さい頃から思っていた」と語った。水野さんは、「生きてるからには少しでも世界を良くしたいという思いがあって、サハラ砂漠を緑にする発明をしたかった」と答えた。そのほか国連や国境を超える医師団などでも働きたかったと語った。
「宇宙人はいるのか」との質問に水野さんは、「JAXAの皆がそれぞれに宇宙人がいると思っている。広い宇宙に地球があるのだから確率論的に絶対に宇宙人はいる。それを探究しているのが宇宙機関の1つの活動だ」と答えた。玉木代表は、米国の天文学者の大半が地球外生命体がいると信じていると述べ、「地球外生命体はいるんだろう」と語った。
「なぜ政治家を目指したのか」の質問に玉木代表は、自らが卒業した小学校も中学校も廃校になるくらいの田舎の出身だと紹介した上で、「生まれた国とか地域とか家庭環境によって受けられる教育に差があってはいけない。どんな地域、どんな家に生まれても良い教育をすべての子どもたちに」という思いから政治を志したと語った。
25年前に就職した当時の宇宙開発事業団について水野さんは、「人を乗せられるロケットをつくろう。月に基地をつくろう。私たちにはできる」などと未来に向けて皆が語り合っていたという。ところが、科学技術や教育の予算が一向に増えなかったことや政治的に決断をしてもらえなかったことから、技術の蓄積があったにもかかわらず、多くのことを諦めたと語った。この状況を脱するためには、「先端技術をしっかりと。人を育てる。そのことによって産業をしっかり育てていく。この部分を予算、法政策、規制緩和もそう。オールジャパンで伸ばしていき、ワクワクする未来、技術で産業力をもっていくという時代を創りたい」と決意を示した。
最後のメッセージとして水野さんは、「国際的に稼げる『イノベーション立国』の日本を復活させて、それをしっかりと生活に回して皆さんを笑顔にする好循環を実現する。しっかりと国会で提案して日本の政治、社会を進化させたい」と意気込みを語った。玉木代表は、参院選に初挑戦している水野さんについて「短い期間での選挙になってしまったので、まだまだ水野さんの良さが皆さんに知られていない。国民民主党が本当に自信を持って推せる候補だ」と述べ、水野さんへの支持を求めた。