乃木涼介候補を応援する玉木雄一郎代表

 玉木雄一郎代表は7日、参院選神奈川県選挙区に入り、国民民主党公認で俳優の乃木涼介(のぎ・りょうすけ)候補とともに川崎駅西口で街頭演説を行った。

 20年以上にわたりドラマを中心に俳優として活動をしてきた乃木候補は、親となった今、「日本経済はこのままでいいのか、この日本の未来に希望はあるのだろうか、庶民の暮らしが良くなればと皆が願っているのに反して、安倍政権は一体誰のために政治を行っているのか。そうした怒りと不安から政治の世界に進もうと考えるようになった」「子どもが将来安心して暮らせるようにする解決策とは、アベノミクスに代わる『家計第一』の経済政策が大切だ」と訴えた。

乃木涼介候補

乃木涼介候補

 玉木代表は、先の国会で感じた問題について「国会は、今の法律に対して、より良い答えを見つけていくために議論する場所。しかし現状では議論ができない国会になっている」「安倍政権の政治は国民の経済、生活を良くすると言っていたが、情報・データ・文章・資料、当然出すべきものすら出さない。出てくるのは間違ったものか改ざんされたもの。国民民主党は、皆さんに恩恵が行き届く経済政策の対案を堂々と出して、豊かで余裕のある生活を取り戻す正直な政治を行いたい」と訴えた。

 街頭演説のあと記者団の取材に応じた玉木代表は、神奈川県選挙区の取り組みについて「首都圏が弱いため、一つの橋頭堡(きょうとうほ)として乃木候補の名前を浸透させ注目を集めて、初めての国政選挙で国民民主党の理念・政策を知ってもらい、出来るだけ多くの票と議席を取るため、とにかく全力で走り回り多くの人に届けたい」と話した。

川崎市内を練り歩く玉木代表と乃木候補

川崎市内を練り歩く玉木代表と乃木候補