山形県村山市で激励のあいさつをする玉木代表

 玉木雄一郎代表は10日、山形県村山市を訪れ、国民民主党推薦の芳賀道也(はが・みちや)候補の個人演説会に応援弁士として出席し、激励のあいさつをした。

 玉木代表は、今回の参院選での山形県選挙区での戦いについて、「勝つか負けるか、日本の政治を左右させる場所がここにある」と重要さを訴えた。今国会で政府の無責任さを感じたことに「子どもに恥じることのないよう、取り戻さなければならないもの。今回の参院選で2つのことを取り戻したい」として、一つは「うそをつかない正直なあたりまえの政治」、二つ目は「国民の経済生活の安心」を挙げた。「芳賀候補は山形で生まれ育ち、地元放送局を職場として県民と同じ目線で生きてきたからこそ、庶民の暮らしが分かり、政治に光を当てることができ、そして温かさをつないでいくれる人だ」と芳賀候補の人柄を高く評価し、当選に向けて力を貸してほしいと参加者に協力を求めた。

 芳賀候補の総合選対本部長を務める舟山康江参院議員は、国民生活における政治の役割について、「無関心でいても無関係ではない、みんなが関係する庶民の暮らしをどうするのか。果たして今の経済の状況はどうなのか、必要な政策をきちんと議論しなくてはならない」と語った。「与野党の現状、与党が多いがために野党の声を聞こうともしない与党ではあるが、芳賀候補の言葉には魂がこもっていて、重みを感じる。それは暮らしの中で、肌で感じて厳しい現実を理解しているからこそだ」と訴えた。

 芳賀道也候補は、大学生時代を除いてずっと山形で暮らし、地元アナウンサーとしてたくさんの現地の声を聞いてきたことを強調し、「食べられない子どもや非正規労働で働いている現実が今もあることはおかしい。社会保障を改革すると言って消費増税があったが、暮らしは一向に回復しない。おかしな政治になっている。なんとがさんなね(何とかしなければ)」「一人ひとりを大切に人を幸せにする政治にする」と表明。演説の結びには、「芳賀道也の分身になってみんなでおかしな政治を何とかする力を貸してほしい」と聴衆へ強く訴えた。

 演説会後に記者団の取材に応じた玉木代表は、有権者の声について「安倍総理と同日に入ったこともあり、本当に強い熱を感じる。県民のみなさんの気持ちを結集して全力で取り組みたい。そして必勝の体制で臨みたい」と語った。芳賀候補の人柄について「生まれ育ち全てが山形で庶民に近い、温かさがにじみ出ている人だからこそ、この魅力が国会に必要だ」と語った。