しんば賀津也個人演説会

 静岡県富士宮市で11日、「しんば賀津也個人演説会」が開催された。地元選出議員の他、ゲストスピーカーとして出席した中西清文連合静岡会長、玉木雄一郎代表、小沢一郎総合選挙対策本部長相談役らが、参院選静岡選挙区から立候補している榛葉賀津也(しんば・かづや)候補への支援と一致団結を訴えた。

 集会の冒頭、地元選出の自治体議員らが次々と榛葉候補へエールを送った後、あいさつに立った榛葉候補は、「4回目にして最も厳しい選挙だ。私の政治生命をかけた大きな戦い。この戦いは、今、声なき声を上げ、苦しみ、もがき、悲鳴を上げている一人ひとりのまじめな納税者のための戦いだ」とした上で、「私のライバルは、巨大与党の国交副大臣に、400年続く名家の末裔。彼らサラブレッドに比べれば自分は雑草。だが、庶民の声を国政に届け続ける役割を担ってきた」と訴えた。そして「まっとうな、『国民の生活が第一』な政治を、われわれ国民民主党が実現しなければいけない。この静岡でどんなライバルが現れようと、必ず勝たなければならない」と自らの決意を力強く語った。

榛葉賀津也候補

榛葉賀津也候補

 続いてゲスト・スピーカーとしてあいさつに立った玉木代表は、「ただでさえスポットライトが当たっている人々にさらに光を当てる必要はない。日陰で一生懸命頑張って、それでも報われない、そういう人々に光を当てるのが政治の役割だ」と語った。「この静岡は私どもの戦いを象徴する選挙区。今回の選挙で榛葉賀津也が通るか否かで、これからの日本のあり方が決まるといっても過言ではない。本当の庶民のための政治、暮らしのための政治を実現するために、どうかわれわれに力を貸して下さい」と榛葉候補への支持と団結を訴えた。

あいさつする玉木雄一郎代表

あいさつする玉木雄一郎代表

 同じくゲスト・スピーカーとしてあいさつした小沢総合選対本部相談役は、「今の安倍政権がさらに続けば、国民の生活、暮らし、日本の行く末が非常に危険だ。今回の選挙は参院選単独で、直ちに政権交代は実現できない。しかしわれわれの議席を大幅に増やすことにより現政権を退陣に追い込むことは可能だ」とした上で「この静岡の選挙区は、本当に厳しい戦い。榛葉君はわが党参院の要でもある。市民の皆さん、お力添えを頂き、ぜひとも当選させてやって下さい」と支援を訴えた。

小沢一郎相談役

小沢一郎相談役

最後にガンバロウコールを3唱

最後にガンバロウコールを3唱

記者団とのぶら下がり記者会見

ぶら下がり記者会見の様子

ぶら下がり記者会見の様子

 玉木代表と小沢相談役は個人演説会後に記者団の取材に応じた。静岡県選挙区の情勢認識を問われた玉木代表は、「本当にどうなるか分からない、大激戦の選挙区。なので、初日に加えて今日、小沢先生と入らせて頂いた。(榛葉候補は)わが党、特に参院にとって大事な、欠かせない人材でもあるので、負ける訳にはいかない。勝利に向けて最後まで全力で取り組みたい」と答えた。

 全国の情勢についての質問には、「まだまだこれからだと思っている。特にわが党は、国政選挙はデビュー戦ということで、やればやるほど支持が広がると思っている。兎に角、最後までやり切ることが大事だ」と答えた。小沢相談役は「冷静にきちんと、当選の可能性のある選挙区に集中して取り組むことが必要だと考えている」と答えた。