玉木雄一郎代表 春田くみこ

 玉木雄一郎代表は14日福岡市を訪れ、参院選福岡県選挙区公認の春田久美子(はるた・くみこ)候補の応援演説を行った。

 玉木代表は、奨学金を借りて大学進学をした人の話を紹介。大学卒業後に非正規雇用で就職をし、返済に追われ給料も上がらず、結婚も子どもを持つこともできない状況にある人がいる一方で、「今の政治は豊かな人はとことん豊かにする」と指摘。「本当に政治が手を差し伸べなければいけないところには、全く手が差し伸べられない」と強調し、「そんな政治をこれからも続けるのか。それが問われているのが今回の参院選挙だ」と訴えかけた。そのうえで、「主権者として、決起してほしい。そうじゃないといくら文句を言っても、いくら将来を嘆いても、それは皆さんが作ってきた社会なんです。だから主権者に変えてもらいたい」と現状を変えるために投票に行くことを強く促した。

春田久美子(はるた・くみこ)候補

春田久美子(はるた・くみこ)候補

■春田久美子(はるた・くみこ)候補

 裁判官・弁護士として25年間のキャリアがある春田候補は、今回参院選に出馬した理由が3つあると述べ、(1)命を守りたい(2)民主主義を取り戻したい(3)特に若い人が政治に関心を持ち身近に感じてもらいたい――ことをあげた。弁護士として、お金に困っている人や職を失った人など、相談してきた人を全て助けたかったが、使いたい法律が使えなかったり、法律の要件が厳し過ぎて助けられないことがあったことを悔やみ、「『もっと違う法律があったら良かったのにね』と、お客様と一緒に涙を流したこともあります」と語った。

 他にも政治家として取り組みたいこととして、いじめ問題を防ぐこと、自然災害が起こった場合の被災者救援策を具体的に法整備化すること、若い世代が政治への関心を深められるように主権者教育を充実させることなどをあげて、法律の実務家として学校でいじめ防止授業などを経験してきた話を織り交ぜながら実績をアピールした。

商店街を練り歩き

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